WiMAXを検討中の方で
中古のルーターは使えるの?
ヤフオクやメルカリを見るとWiMAXのルーターがかなりやすく売ってる・・・中古品で契約した方がおとく?
と考えている方はいませんか?
結論からもうしあげますと、WiMAXを中古のルーターで契約するのはやめた方がいいです。
今回のテーマ
- そもそも中古のルーターは使えるのか
- 中古での契約をおすすめしない理由
- 中古よりもおとくに契約するポイント
こんな方におすすめ
- WiMAXを検討中の方
- 中古のルーターを買うべきか迷っている方
- すこしでもおとくに契約する方法を知りたい方
目次
そもそも中古のルーターはつかえるの?

WiMAXにおいて中古のルーターがつかえるのかどうかという部分ですが、じつは中古のルーターでもサービスの契約は可能。
しかしほとんどのWiMAXプロバイダーでは、サービスのお申し込みと同時に端末の購入もセットでの契約となります。
つまりWiMAXの契約=新品の端末を購入。ということになる。
そのため、新規契約するなら中古ルーターは必要なくなってしまいます。
ただし一部のプロバイダーでは【SIMカードのみ】の契約に対応しているので、すでに中古のルーターを買ってしまったひとは、SIMカードのみの契約をするのもひとつの手段。
SIMカードのみの契約に対応したプロバイダー
- UQ WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
重要
後述しますが、WiMAXはおおくのプロバイダーで端末代無料キャンペーンを実施中です。
そのためわざわざ中古の端末を用意する必要はない、というのが結論。
次の項目では、なぜ中古ルーターでの契約はおすすめできないのかという部分を解説します。
中古ルーターでの契約をおすすめしない理由

それぞれくわしく見ていきましょう。

バッテリーの寿命がみじかい
中古の電子機器ではバッテリーがはやく切れてしまう可能性があります。
バッテリーというのは消耗品で、使えば使うほど劣化してしまうもの。
長年おなじスマホを利用していて
急にバッテリーの減りがはやくなった・・・
と感じたことはありませんか?
じつはあれ、内蔵されているバッテリーが劣化したためにおこる現象なんです。
持ち運び可能なモバイルルーターは、スマホとおなじようにバッテリーで動作する機器なので、中古を買うと最初からバッテリーが劣化している場合があります。
故障しているジャンク品を買ってしまう可能性がある
ヤフオクやメルカリなどの個人が出品できるようなサービスでは、そもそも故障していて使えないようなジャンク品が売られていることが普通にあります。
ルーターのような電子機器の場合、故障していても外見だけで判断することはほぼ不可能。
中古品のやすさにつられて安易に買ってしまうことは避けるのがベストです。

メーカー保証がない
これは当然のことですが、中古のルーターにはメーカー保証がありません。
新品の場合だと基本的に1年間はメーカー保証の対象となるので、もし仮に故障してしまった場合でも期間内であれば対応してくれます。
またプロバイダーごとに用意された補償オプションに加入することで、1年を過ぎていた場合でも補償の対象に。
もしもの時のために補償がきくのは、新品端末の特権ですね。

古い世代の端末は速度がおそい
やすく買えるのなら古い端末でもいい
と、値段重視で中古ルーターをえらんでしまうのはもったいないです。
というのもWiMAXのルーターは、世代がかわるたびにスペックの向上とあわせて通信速度も改善されます。
さらにWiMAXは2021年4月から、5Gに対応した新プラン(ギガ放題プラス)を開始したため、これもあいまってとくにおおきく速度改善が実現しました。
実際にどの程度かわるのか、モバイルルーター・ホームルーターそれぞれ1世代前の端末と最新端末の比較を紹介します。
モバイルルーター | ホームルーター | |
1つ前の端末 | 440Mbps 【Speed Wi-Fi NEXT WX06】 | 440Mbps 【WiMAX HOME 02】 |
最新端末 | 2.2Gbps 【Galaxy 5G Mobile Wi-Fi】 | 2.7Gbps 【Speed Wi-Fi HOME 5G L11】 |

あくまで最大速度ではありますが、モバイルルーター・ホームルーターそれぞれで1つ前に発売された端末よりも約5倍の速度。
ルーターのスペック的にも、古いものをえらぶメリットは少ないです。

対応SIMの種類を間違えるとつかえない
中古のルーターでWiMAXを契約したい場合、SIMカードのみの申し込みに対応しているプロバイダーで契約する必要がありますが、ここで注意点があります。
それはルーターに対応したSIMをえらばないとつかえないということ。
WiMAXではMicroSIMとNanoSIMがあり、現在はNanoSIMが主流なので、古い機種を購入した場合は使えない可能性も。
また、おなじnanoSIMでも5Gに対応したプラン(ギガ放題プラス)と1つ前のプラン(ギガ放題)によって対応機種がかわります。
5Gに対応したプラン(ギガ放題プラス)は5G対応ルーターしかつかえない
SIMの種類・ルーターの種類は非常にわかりにくいものですので、初心者の人ほど中古ルーターはおすすめしません。
新品の端末で契約すれば、ちゃんと対応した端末とSIMを用意してくれますよ。

プロバイダーが限られる
WiMAXにはおおくのプロバイダーがあり、キャンペーン内容や特典、月額料金などはさまざまです。
選択肢がおおいということは、自分にピッタリ合ったプロバイダーをえらべるということ。
人によっては
とにかくやすいところがいい。
キャッシュバックが高額なところをえらびたい。
金額よりもサービス内容が充実しているところがいい。
など、もとめる条件もさまざまです。
しかし中古ルーターでWiMAXを契約したい場合は、SIMカードのみの申し込みに対応しているプロバイダーをえらぶ必要があるので、選択肢は限られてしまいます。
ちなみに現在、WiMAXでSIMのみ契約を受け付けているプロバイダーは
- UQ WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
の2社のみ。
せっかくの新しいネット環境、ながく利用するなら自分にあったプロバイダーをえらびたいですよね。

プロバイダーを自由にえらべないのは中古ルーターのおおきなデメリット。
以上6つが【中古ルーターでの契約をおすすめしない理由】となります。
ポイントのおさらい
- バッテリーの寿命がみじかい
- 故障しているジャンク品を買ってしまう可能性がある
- メーカー保証がない
- 古い世代の端末は速度がおそい
- 対応SIMの種類を間違えるとつかえない
- プロバイダーが限られる
中古よりも新品の端末がおすすめな理由

ここからは中古ルーターをおすすめしない理由に対して、新品で契約する方が良い理由を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

端末代金はキャンペーンで無料
プロバイダーにもよりますが、WiMAXでは基本的に3年契約プロバイダーなら端末代無料キャンペーンを実施しています。
プロバイダーごとの契約年数と端末代一覧 | ||
プロバイダー | 契約年数 | 端末代金 |
UQ WiMAX | 2年 | 21,780円 |
BIGLOBE WiMAX | 1年 | 21,912円 |
カシモWiMAX | 3年 | 無料 |
Broad WiMAX | 3年 | 無料 |
GMOとくとくBB | 3年 | 無料 |
Vision WiMAX | 3年 | 無料 |
このように端末代金0円で利用できるプロバイダーはおおいので、
中古のルーターを買ってすこしでもやすく済ませたい
と考えていた方にとっておおきなメリットです。
キャッシュバックなどの特典がうけられる
さまざまなキャンペーンが実施されていますが、1番のメインはやはりキャッシュバック。
プロバイダーにもよりますが5,000円~10,000円と高額なキャッシュバックを受け取ることができます。
キャッシュバック金額一覧 | |
UQ WiMAX | 10,000円 |
BIGLOBE WiMAX | 10,000円 |
カシモWiMAX | なし |
Broad WiMAX | 5,000円 |
GMOとくとくBB | なし |
Vision WiMAX | 5,000円 |
中古ルーターで契約するために必須な【SIMのみ契約】に対応しているプロバイダー(BIGLOBEWiMAX・UQWiMAX)でもキャッシュバックキャンペーンは実施されています。
しかし【SIMのみ契約】ではキャッシュバックの対象にはなりません。
キャッシュバックは端末を新規で購入することが前提条件。
新品の端末にすることでそもそも端末代が無料になり、さらにはキャッシュバックがうけとれるので、ここまでくると中古ルーターで契約するメリットが感じられません。

端末代無料・キャッシュバックキャンペーン。以上2点が新品の端末で契約するメリット。
ここで1つ、WiMAXのプランと中古品の値段についてお話します。
WiMAXは2021年4月からあたらしくギガ放題プラスというプランを開始。
- 旧プラン・・・ギガ放題(WiMAX 2+)
- 新プラン・・・ギガ放題プラス(WiMAX +5G)
新プランの登場により、速度や通信制限などがおおきく改善されました。
そのためおおくのプロバイダーではギガ放題の新規受付を終了し、新しいギガ放題プラスでの契約を推奨しています。
ギガ放題とギガ放題プラスのちがいをくわしくしりたい方はコチラ
通信制限の改善や速度のはやさから、筆者もギガ放題プラス(WiMAX +5G)をおすすめしています。

そしてヤフオクやメルカリなどでやすく売られている端末は、最新のものではなく古い世代のものばかり。
古い世代の端末は5G通信に対応していないので、ギガ放題プラスを契約することができません。
ギガ放題プラスを契約できる最新世代のルーターは、中古販売店でしっかり動作確認されているものでやすくて10,000円をこえます。
個人が出品できるようなサイトでは、破格の値段で売っている場合もありますが、前述したように故障している可能性があるので推奨できません。
残念ながら、いまやすく手に入る端末では古いプランしか契約できないんです・・・

推奨されるギガ放題プラスを中古で契約しようと思ったら、結局高額な料金がかかる。
では実際にどの程度差があるのか、中古ルーターで契約した場合と新品で契約した場合の比較をみてみましょう。
ルーターを中古で契約した場合と新品で契約した場合の比較

比較するプロバイダー
- 業界最安級でおすすめのカシモWiMAX
(新品ルーター) - SIMのみ契約ができるUQ WiMAX
(中古ルーター)
最新プランであるギガ放題プラスでの比較となります。
比較項目 | カシモWiMAX | UQ WiMAX | |
月額料金 | 初月 | 1,408円 | 4,268円の 日割り |
1~24ヶ月 | 4,455円 | 4,268円 | |
25ヶ月~ | 4,818円 | ||
端末代金 | 0円 | 中古ルーター (約10,000円~15,000円) |
|
au回線オプション料 | 0円 | 1,100円 | |
手数料 | 3,300円 | 3,300円 | |
契約期間 | 3年 | 2年 | |
2年間総額 | 110,220円 | 115,732円 (端末代10,000円 で計算) |
|
3年間総額 | 163,680円 | 173,548円 |
(au回線とは、利用することで通常よりも広範囲かつ高速で通信ができるオプション)
総額をくらべてみると、カシモWiMAXの場合3年間で約10,000円の差がありました。
中古では、やすくなるどころかむしろ高い結果に。
さらには保証などもききません。

この結果からも中古での契約はおすすめできないことがわかります。
WiMAXは新品での契約がおすすめ!
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まとめ

今回はWiMAXを中古ルーターで契約するのはおすすめしない理由について解説させていただきました。
「中古」と聞くと一見おとくに思えますが、WiMAXに関してはむしろ損をしてしまうので注意しましょう。
今回のポイント
- 中古品は故障していたり、メーカー保証などがきかない。
- SIMの種類をわかってないとまちがえる可能性がある。
- プロバイダーが限定されてしまう。
- いまのWiMAXは新しいプラン(ギガ放題プラス)を推奨
- しかし古い端末ではギガ放題プラスを契約できない。
(最新ルーターは中古でもやすくて10,000円ほどかかる) - 新品なら保証もきいて、キャッシュバックなどのキャンペーンがうけられる。
- 3年プロバイダーならそもそも新品ルーターが無料
今回料金の比較は、圧倒的なやすさで筆者としてもおすすめなカシモWiMAXをご紹介しましたが、プロバイダーは他にもたくさんあります。
料金のやすさよりも、サービスの充実性や契約期間のみじかさ・口座振替対応などが気になる方は、こちらの記事でおすすめプロバイダーの比較を紹介しています。
・WiMAXの5G対応ギガ放題プラス。プロバイダーの選び方と比較
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WiMAXの5G対応ギガ放題プラス。プロバイダーの選び方と比較
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